色778

不思議なものを追いかける/らせんの宿、phantom twins、小人戦記ザキ/DMM TELLER様あの晴れた日の向こうで

縄文時代の土偶は宇宙人? 縄文時代とは。

MARB845_kouya_TP_V.jpg

PCのような文明の利器に長時間向き合っていると、ふとした瞬間に悠久の過去に思いを馳せてしまいます。
生と死が隣り合わせのダイナミックな時代……そう、あの時代さえも私たちオカルティストの期待は広がっていくのです。

縄文時代の土偶は……まさか宇宙人なのか。


そもそも縄文時代時代っていつのこと?

今から約15000年から2400年前まで続いたと考えられています。
なんと1万年以上も続いていたんですね。
彼らは水場が近くにあって、なおかつ水害からは逃れられるよう台地に住んでいました。

縄文人の身長は? 顔は?

出土した骨から、男性でおよそ平均158cm、女性で153cmほどと推定されています。
現代人よりかなり小さいですが、漁と猟に明け暮れる生活は彼らを筋骨質な肉体にしていました。
ちなみに縄文人の後にやって来た弥生人男性の平均身長は164cmほどだったと言われています。けっこう大きいですね。

縄文人の顔は眉間の出た堀の深い顔立ちでした。鼻も高く、エラが張っており、お酒に強い、湿った耳垢などが特徴です。
弥生人はその反対で面長でのっぺりした顔立ち、低い鼻、お酒に弱く顔が赤くなる、乾いた耳垢などが特徴でした。
 
縄文人の平均寿命は?

かつて30歳ほどと言われていた平均寿命ですが、岩手県蝦島(えびしま)貝塚など、いくつかの貝塚から出土した人骨には65歳以上のものが全体の30%ほどを占めていたので、実際は40歳ぐらいだったと推定されています。
(ただ縄文時代は長いので、時期によっても大きな差があったはずです)
しかし子どもの死亡率は高く、15歳まで生きられるのは子どものうち5割ほどでした。

moro_IMG_1861_TP_V.jpg

犬と共に歩んだ縄文人

ときには人と一緒に埋められているなど、縄文人は犬を大切に扱っていました。
犬の骨に損傷や骨折が見つかっていることから、犬は人間と共にイノシシなどの猛獣と争っていたことがわかっています。犬の骨には快癒の痕も見つかり、負傷後も捨てたりはせず、大切に面倒を見ていたことがうかがえます。
野生の速さと嗅覚が、日々の糧を得る大きな助けになっていたんですね。犬はその当時から人間の相棒でした。

謎多き土偶

いよいよ本題です。その奇妙な姿かたちから、ときとして宇宙人扱いされる土偶。

左の土偶は遮光器土偶と言われ、土偶の見本のように登場する。
土偶
顔だけでなく体も特徴的なので、宇宙服を着ていると言われたりもする。


しかし土偶は一般的には祈りの道具だったと言われています。
他にも、母体を意識したものが多いので安産を願ったもの、病気怪我で失われていく者の身代わりとしたもの、魔よけなど様々な説があります。

土偶の出土数は膨大で15000体以上にのぼり、その数から類推できる縄文期の総数は3000万体とも言われています。
土偶は、選ばれた人間だけの芸術や高価な売買品ではなく、人にとって身近な存在でした。


その意味するところはわかりませんが、多くの土偶は漫画キャラのようにデフォルメされています。デフォルメすると、リアルに人間を描くよりも強調したいポイントが伝わります。女性らしさ、足が太い、座っている、顔を隠している、眠っているなど。
身近にいた特定の誰かをイメージしたのでしょうか。遮光器土偶は出土数も多いので、目を閉じた巫女のような人物で有名人だったのかもしれません。遮光器土偶の体に刻まれた渦巻き状の模様は、他の土偶にも多く見られ、当時のタトゥーやファッションだったと考えるのが自然です。

変わった形のものが多くとも、その姿は明らかに人の姿を模しており、そこには何らかの思いが託されています。
縄文人がどんな思いを託していたのか、気になりますね。

出土した土偶の大半が遮光器土偶ならオカルト色はもう少し強くなっていたはずです。
ですが他の土偶があまりにも人間的です。
オカルト好きとしては残念ですが土偶はおそらく宇宙人ではありません─Fin─

参考『知られざる縄文ライフ』誠文堂新光社

  1. 2017/07/25(火) 07:37:00|
  2. オカルト