色778

不思議なものを追いかける/らせんの宿、phantom twins/DMM TELLER様あの晴れた日の向こうで

小話・あの晴れた日の向こうで

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少し前にDMM TELLER様よりチャット小説のお話をいただきました。

チャット小説と聞いても私には漠然としたイメージしかなく、じっくりと読んだことはない。今の中高生がLINEでどんなやり取りをしてるかも知らない。でも前々から書きたいと思っていた話はあった。ということで、まず他の方の作品をいくつか読ませてもらいました。真っ先に頭をよぎったのが星新一のショートショート。そこにホラーのエッセンスを加えればいいのかな……?

2分で読める内容ということで文字数も限られるため、他の方も必要最低限の言葉のみで、オチにつながる話を紡いでいる様子。
試行錯誤しつつ、担当さんより書き方のアドバイスをいただきつつ書いたのが「あの晴れた日の向こうで」でした。

ホラーのカテゴリでは読者さんにぞっとしてもらうことが第一なので、登場人物の性格づけも多くは必要ない。それこそ星新一の短編に出てくるA氏、B氏のような記号で、不自然でない人物であればそれでいい。が、私はどうしても人物にも魅力をもたせたかった。ありがたいことに5話連載でしたので、登場人物の特徴も少しは出せる。そうして生まれたのが以下の3人。

倉田心春(クラタココハ)はおっとりした中学生。世間知らずで穏やかな性格。好奇心が強い。

掘代ひなた(ホリシロヒナタ)は親が不仲なこともあって、早熟で世知に長けている。口は悪いものの、根は優しい。

伊井滝(イイタキ)は存在感のうすい男子で、自分に自信が持てない。趣味はアニメ、ゲーム。そこそこ物知りだったりも。

長所と短所とそなえた人物たちが協力して、時に衝突しつつも結束を固め、深遠な謎を読み解いていく……という構成が私はもう好きで好きで、この機会に書かせてもらいました。「彼は冷静だ……」「あかん!」なんてひとりで気張りつつ。担当さんのアイデアもたくさん入ってます。

おもしろい話になったと思うので、未読の方、気になった方はぜひアプリをインストールして読んでみてください。他にも怖い話がたくさんありますから。


  1. 2018/03/24(土) 15:08:34|
  2. ライティング